クリスタルボウルを奏でるポイント③~意識を使う
クリスタルボウルを奏でるのに必要なのは、意識と感覚です。
この2つを使いながらボウルを奏でると、感覚は鍛えられ鋭くなり、意識をより上手に使う事ができる様になります。
感覚については前の記事で述べました。
今回は、意識の話をします。
奏でる時の意識の使い方
ボウルを奏でる時というのは、とても瞑想的で、自身の内側の深い部分と繋がっている感覚になります。
意識を使うと、よりスムーズにその状態になります。
原理は、とってもシンプルです。
「内側と繋がる」
と思うだけ、です。
ハートの中と繋がるイメージを少ししてみると、もっと効果的です。
そして、主軸をそこ(ハート)へと持っていきます。
これも、思うだけでそうなります。
それは「自身の中に寛ぐ」事でもあります。
自分の内にある『空』のなかで、ただただリラックスして寛ぐ
感覚的に表現すると、その様な感じです。
うまくできない場合は、うまくいくと信頼しきれていません。
自分の行いと、ボウルを
信じる
という行為が重要です。
とてもシンプルな原理原則ですが、ある意味、決断にも似た思い切りのパワーを使うので、人や場合によってはなかなか難しく感じるかもしれません。
そういう意味でも事故の内面を見つめる作業が必要となってきます。
大いなる流れを感じる
ボウルを奏でる時のテンポ感、これも非常に重要です。
人は演奏すると、無意識のうちにだんだん早くなる傾向があります。
つい「先へ先へ」と急いでしまうのです。
そんな演奏は、聴いていても心地良いものではありません。
奏でている本人も、どこか落ち着かないので心からリラックスする様な音色は伝えにくくなります。
奏でる時のアドバイスとしては、
「自分が川の流れになった氣持ちで奏でる」
と伝えています。
あなただけのテンポ、リズム、流れというものがあります。
川や水の流れになってみると、その、あなただけの「流れ」を掴む糸口になりやすいのです。
あなただけの流れ…
でも、実は、それは同時に、あなたではないものでもあるのです。
自分の内側のテンポを感じられる様になると、次第に、それは自分の中だけでなく、全体にも流れているものと同じという事がわかってきます。
禅問答みたいですよね。
これを『大いなる流れ』と私は呼んでいます。
この『流れ』に意識を委ねる事。
自分の意識の主軸をそこへ持っていきます。
そこに、音を乗せる意識で奏で、歌う時は、そこに声を乗せる意識で発します。
この『流れ』と繋がる意識で奏でると、とてつもなく平和で、深く満ち足りた氣持ちで、音とともに在る事ができます。
意識のパワー
この様に、意識は奏でる事においてとても重要な役割を果たします。
意識する事と、奏でる行為の相互作用がうまくいくと、両輪の様に回り始め、どんどん上達していきます。同時に、生きる事そのものがシンプルに、楽になっていきます。
実は…この世界を生きる上で、意識こそが最も影響力を持っている、と思っています。
意識で実は何でも変える事ができる。
自分の意識をうまく扱える様になると、現実を創造する事が容易になっていきます。
最新の物理学でも、量子力学の方程式に意識が介入すると、その方程式のセオリーが通用しなくなってしまう(崩れてしまう)と明言されています。
これらは、クリスタルボウルを奏でる事を通して、私が感じてきた事柄です。
こういう視点で見れば見るほど、この世界でどの様に生きるのか、とリンクしています。
クリスタルボウルを教えてもらったと言って過言ではないと思っています。
一番大切な事
でも、奏でる上で、一番大切なこと。
それは、何より
「楽しむ」
という事です。
これがあってこそ。
私などは、深い追及も楽しいのでついしてしまいますが(笑)今まで述べたことも、頭で考える分野ではありません。
心から楽しいと思えるか・・それが一番何よりと思います♪