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クリスタルボウルの種類~時とともに進化するクリスタルボウル

2018.06.25
クリスタルボウル
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クリスタルボウルは、大まかに分けて3種類あります。

  • フロスティッド(フロスト)ボウル
  • 小型軽量化水晶ボウル(クリア・ウルトラライト)
  • アルケミークリスタルボウル

まず最初に発売されたのが、フロスティッドボウルです。

フロスティッドボウルは、1985年にアメリカで楽器として発売されました。

シリカ・サンドという粉状のシリカ(水晶と同じ成分)をおよそ2000度の高熱で溶かし、お椀の形に固めてつくられています。

やさしい乳白色をしており、音はパワフルで、質量があります。

特に直径45センチ以上のボウルはパワフルボウルと言われ、グラウンディング(地に足をつける・大地のパワーを吸収する)のに効果的です。

発売当初から十数年の間は、このフロスティッドボウルしかありませんでした。

白くて大きいのがフロスティッドボウルです。

フロスティッドボウルの次に登場したのが、ウルトラライトボウルとクリアボウルです。2000年~2001年に発売されました。

重く持ち運びの大変なフロスティッドボウルを小型・軽量化したボウルです。

フロスティッドと比べると透明感があり軽やかな音をしています。

乳白色のウルトラライトボウルと透明なクリアボウルは、見た目と音色に微妙な違いはあるものの、質としての差異はありません。ウルトラライトボウルはまろやかな音色で奏でやすく、クリアボウルは澄んだ音色をしています。

高価なアルケミーボウルと比べると購入しやすいのも魅力のひとつです。

もっとも最近に登場したのは、アルケミークリスタルボウルです。

アルケミークリスタルボウル(以下アルケミーボウル)は、ジェル状に溶かした天然石や鉱物を水晶と混ぜ、およそ3000~4000度の熱で固められたもので、2004年頃に発売されました。 繊細な音、精妙な波動をしています。 現在何十種類ものアルケミーボウルが発売されています。

鉱物だけでなく、備長炭や死海の塩が混入したボウルや、ヤグナ(古代インドから受け継がれてきた聖なる炎の祭式(護摩焚き法要)で使用された灰)が配合されたヤグナボウル、イオン化した金で表面を蒸着したアクアオーラゴールド・ピンクオーラゴールドボウルなど、多種多様なボウルが存在します。

アルケミーボウルは、水晶に鉱物のエネルギーがプラスされるので、混じった鉱物の種類によって効果やからだの響く部分も異なってきます。

例えば、「ド」の音が出るクリスタルボウルは主に下半身に響きますが、同じ「ド」のボウルでも、ローズクォーツ(紅水晶)のクリスタルボウルは下半身と胸のあたりに響き、シトリンのボウルの場合は下半身と胃のあたりに響きます。

この様に、アルケミークリスタルボウルだと身体に響く作用が広範囲になるので、少ない数のボウルでも響きやエネルギーの面で水晶のみのボウルよりカバー力はより大きくなります。

中には2種類以上の鉱物が混ざっているミックスボウルや、黄金比率の形で焼き上げられたボウル、ボウルの表面に絵柄が彫り込まれているものもあります。 ミックスボウルは現在、種類は大変多くなりました。中には5種類以上の鉱物が混ざっている「ディバインマザー」「ディバインシスター」「ディバインカイロン」など種類も豊かになり、今尚新しいボウルが生まれ続けています。

さらに、2018年頃からは、今までのアルケミークリスタルボウルよりさらに純度の高い水晶でつくられている「スーパーグレードアルケミークリスタルボウル」も製造されるようになりました。こちらは100万円以上…6インチサイズの小さいものでも60万円はする大変高価なものです。

それぞれの特徴を簡単に表にしてみました。

 フロスティッドボウルクリア&ウルトラライトアルケミーボウル
質量重い軽い
クリアタイプはメーカーによって異なる
軽い
持ち運び・重ねられるがかなり重労働・重ねて持ち運び可能
・薄いので割れない様に氣をつける必要がある
・重ねて持ち運び可能
・薄いので割れない様に氣をつける必要がある
・ダイナミック・力強い音 (クリスタルボウルの中では波動は低いとも言える)

・長時間聴くと辛くなる人も
・繊細
・クリア…透き通った音
(メーカーによっては音が軽すぎて物足りなさを感じる人もいます)

・ウルトラライト…まろやか
・より繊細で精妙な音
・波動が高い
混入された成分によりエネルギーが異なる
・混じる成分が多い程、音の層が厚く深みが出る
値段・サイズによりばらつきがあるが、アルケミーボウルよりは購入しやすい

 

・特殊な音階(ソルフェジオ)だと倍増
・全体的に他のボウルより購入しやすい・混入された材質により異なるが、全体的に高価

 

・ミックスボウル(2種類以上の成分が混じっている)や、特殊な加工が施されているとより高くなる傾向
その他・大舞台で映える。
・キャンドルを中に入れて火を灯すと大きな灯りの様に幻想的

・製造元によって質・金額にばらつきがある

・進化形として、エンプリアンクリスタルボウル(天然石を配合)
・ボウルによって奏でやすさが(ふちの回しやすさ)が微妙に異なる・見た目の美しさ

 

・エネルギーが高い、多種多様

・高純度の水晶で製造されたスーパーグレード・アルケミークリスタルボウルも存在する

※フロスティッドボウル・クリアボウルには着色したカラー・ボウルも存在します。アルケミーボウルの様な天然由来ではないと思われます。

どのボウルにも、メリット・デメリットがあります。

どのクリスタルボウルを使うかは、相性やその人の好みによります。

全体的にはアルケミークリスタルボウルを使う人が多いと感じますが、伝統的なフロスティッドボウルや、コストパフォーマンスの高いクリアやウルトラライトボウルも根強い人氣です。

クリスタルボウルの製造は、ごく限られたところでしかされていません。最初はアメリカのクリスタルトーン社で製造されていましたが、今ではアメリカ(クリスタルトーン社、クリスタルバイブ社、カリスキ社)・ドイツ(ギャラクシー社)・中国、そしてごく僅かですが日本でも製造されています。(私の知る限りではこのくらいですが、本当はもうちょっとあるかもしれません)

そして、どのタイプのクリスタルボウルも、進化を続けています。クラッシックタイプのフロスティッドボウルも、20年前のものと比べると現在中国で製造されている安価なボウルの方がはるかに奏でやすくなったと感じています。クリアボウル、ウルトラライトボウルについても新しいタイプのものが出てきている様です。

ボウルを奏でる時に使う「マレット」(ばち)についても、同様の事が言えますね。

クリスタルボウルとの出逢いは一期一会の様なところもありますが、自分に合ったクリスタルボウルを探すのも、楽しみのひとつですね。

14個のボウルに囲まれて眠る「水晶の音のトリートメント」はこちらです↓

(クリックして下さいね)

個人レッスン(体験含む)はこちらです↓

中にキャンドルを入れたフロスティッド・ボウル。

蒼いライトに照らされて幻想的です。

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