神社と洞川と〜天川で2度奏でた8月でした①
8月8日 立秋
愛知のクリスタルボウル奏者の今井恭子さんと、舞の生ズ命(ウズメ)さんと、天河大弁財天社にて奉納させて頂きました。
私にとっては4回目、でも何と9年ぶりのこちらでの奉納でした。
思えばちょうど10年前、2013年8月に初めて奉納させて頂きました。
あの時は神社での奉納も初めてだった。
2014年は2度もさせて頂いた異例の年。
あの頃は色々な面で、あまりにも未熟でした。
でも、あの頃があるから今の自分がいるのも知っています。
まだまだ歩みの途中だけど、積み重ねてきたものは確かにあります。
あと、少し大人になったと思います。(笑)
10年近くご縁が途絶えていた氣がしていましたが、導きのお陰で再びこの場所へ還らせて頂き、有難いと同時に引き締まる想いで何日も前から心身ともに準備をしてきました。
祈る事に集中できる様に
調和の響きを届けられる様に…。
そこに意識を全集中してきたといっても過言ではありませんでした。
そんな事を意識していたら、演奏の途中から、自分の前方上に、本当に調和の世界の波動があるのがはっきりと感じられました。
その調和の波動と共に在りながら奏で歌う事ができました。
奏でていて、こんなに自分自身が満たされた状態になったのは初めてでした。
久しぶりの天河神社の能舞台はやはり特別で。
こちらの神社の舞台は、神社での舞台の中では別格と言えると思います。
その特別な舞台で、自分にしてはかなり満足の行く演奏ができたと思えました。厳密に言うと100点満点ではなく、いつもなら出さない音を1音だけ出してしまったのでそれは悔しいですが、それを差し引いても今の自分の持てるものは出せたのではないかと。
(もともと自分の演奏で満点が出る事はなかなか無いのですよね。そんな自分にしては上出来かなと思う事が出来ました。何年かして聴いたらどうかはわかりませんが…笑)
生ズ命さんの舞も音と共にあってくれて、それがまた私自身の演奏を更に豊かにしてくれました。
表向きは演奏ではあるけれど、それは『祈り』で。私の音と、生ズ命さんの舞と合わせてひとつの祈りとして完成すると捉えていました。
それを、天河大弁財天社という特別な舞台での奉納という形で実現できた事。
終えた瞬間、只々豊かな時間だったと感じ、『有難い』という言葉しか出てこなかったのでした。
台風の影響が心配されましたが、前日のしとしと雨で浄められ、当日は晴れ間と、さらさらした雨が同居し、心地良い風が吹いた爽やかな1日でした。
ご参列下さった皆様、どうもありがとうございました。
✳︎
その前後も、計らいを感じる事しかなく、豊かで有難い事ばかりでした。
6月の下見の時に恭子さんが神社の真正面にある旅館に予約を取ってくれたので、前日に天川入りをしてのんびり過ごす事ができました。
当日も搬入搬出がとっても楽で助かりました!!あの砂利の上を何往復もしなくて済んだ(笑)
恭子さんは愛知の一宮市在住ですが、天川村が大好きで年に2、3度は天川へ行ってるんです。それも下道で!(高速道路あまり好きじゃないのだとか。。自分のペースを乱されたくないのだそうです。笑)なので私よりもずっと天川村情報は詳しいのですよね〜
ちなみに、恭子さんの本業はデモクラティックスクールの運営です。最近フリースクールは認知も広まり少しずつ数も増えていますが、不登校に対応したフリースクールではなく、子供達の自主性を何より重んじる、自分で自分の人生を決められる人になれる様な内容で、従来の教育の先の先を行く人。国際的でもあり、スケールの大きい人なんです。私より10歳くらい年上かな?
本場アメリカで学ばれた後、ご自分で始められ、詳しく聞いた事は無いけど20年は経っているのではないでしょうか?恭子さんの娘さんもそこを卒業されて成人し、今はデザイナーの仕事をしながら神戸で自立されています。
6月の下見はそれだけでなく、帰り際にある人とお土産屋さんでばったり逢ったのです。そこで奉納の話をしたら独自のエネルギーワークをして貰えるという事になり、7日の晩御飯&お風呂の後に来てもらいました。
結果、それが素晴らしいワークで!
ここまでクリアーになれるのか!という位澄み渡る意識を体感しました。
肉体的にも、足にエネルギーが行き地と繋がり、胸のあたりもピクピク。
恭子さんとうずめさんは受けた後、起き上がる事なくそのまま寝てしまい、私はというと覚醒した感じになったので(水晶を持ちながら瞑想している時と似ていた)1時間ほど縁側で雨音を聴きながら瞑想していました。
元『おおとり』の山ちゃんこと山本真也さんの凄いセッション(名前まだ無いんです。笑)、この秋からサロンでもして頂く機会を設けますよ。
…なので、6月に訪れた際に、演奏前の準備は万端!なくらいの段取りがなされたんですよね。これには驚きでした。
と同時にここで奉納する事に対して、ある意味護られている様な安堵感を覚えたのでした。
6月の下見の日は、暦でも良い日だったのか神社は人が多く、私が見た今までに無い程人だらけでした。
神社の境内が狭く感じる程…。
沢山の人に知られて訪れるのは大変喜ばしい事と思いますが、同時に観光地と化してしまい、この神社本来の静かで澄んだ空氣を感じにくくなっていたので正直勿体無いと思ってしまいました。
でも、奉納の前日は、台風の影響で雨の予報でしたので、神社は人もまばらでとても静かでした。そして実際の天氣は小雨で風も無かったので過ごしやすかったのです。この日は、日中でも拝殿は私達だけで静かに祈る事ができました。平日でもここ数年の天河神社でこんな事は、なかなか無かったのでとても有難い事でした。
何から何まで恵まれた豊かな旅でした。
久しぶりに逢いたいと言ってくれ、奉納を提案してくれた恭子さん。バイタリティーを持ち、天川愛の深い彼女とだったからこそ実現した今回の奉納でした。
そして生ズ命さん。クリスタルボウルだけでは何か寂しいと思い、直ぐに彼女の舞が浮かびました。生ズ命さんにとっては天河神社で奉納する事は夢のひとつだった様で、2つ返事で受けてくれました。生ズ命さんの舞は、演奏に美しい華を添えてくれました。この奉納が実現できた事は、私自身も心から満たされた想いでいっぱいでした。
おふたりには心から感謝しています!!
天川の地にも、神社の皆様方にも、奉納を見て下さった皆様、お世話になった方、共に奉納してくれた2人にも…。
結局、これしか言えないのです。
「すべてに感謝」
そのひと言に尽きる旅でした。
さて、天川での演奏はこれだけではありません。
この10日ほど後に、洞川地区で開催された
『天川精進フェス』
こちらも只事ではないイベントでした。
それについても後日書きますね。