奉納演奏

明日香村・石舞台古墳でのライブ配信ご覧下さった皆様ありがとうございました。

22日は残念ながら京都でのコンサートは中止となりましたが、Facebookでのライブ配信をご覧下さった皆様ありがとうございました。
沢山の方に観ていただけてうれしいです。

残念ながら、月は見えませんでしたが、緑がひときわ輝いて見えました。  

演奏を始める頃から、爽やかな風が吹いてくれたり

虫の聲が、セミからヒグラシ
最後のあたりは鈴虫に変わっていて
終わる頃は、宵闇に青い光が美しく灯る

そんなひとときでした。

途中、サイレンも共演してましたが笑

それにしても「30分くらいと思います」と2回繰り返して言ってますが、実際は50分近く。大嘘つきです(笑)

(時間計る為の時計忘れたんです。あと、何となく感覚で分かるけど、30分あたりの所ではどうしても音が終わる感じではなかった、というのもあります)

さて、この場所で演奏したのには、理由があります。

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私とみろくさんの着ている衣装を作ってくれた友人が、突然天国へと旅立ったのです。
訃報を聞いたのは、コンサートが中止となった翌日でした。

彼女に作って貰った衣装を私は2着持っていて、ひとつは活用しているのですが、もう1着は何年も袖を通さずタンスの奥に眠ったまま。その「もう1着」は、7~8年前にみろくさんと『藍凪』(アイナ)という名前でユニットを組んでいた頃に作って貰った衣装なのです。

訃報を知って、「衣装、生かせてないね」という話になり、その衣装を着て演奏しようという事になりました。
場所は、歴史意匠デザイナーの彼女にふさわしい場所。古代の空氣が漂う場所。明日香村で、という事になったのでした。

京都のコンサートでは、2人揃ってその衣装を着る予定ではありませんでした。
今回、公の場でみろくさんと一緒に演奏するのは5年ぶりだった。

奇しくもこの8/22という日は
7年前にその衣装を公の場で着た唯一の日。
天川大弁財天社での奉納演奏会でした。
(数年前は、8/22や23日に印象深い演奏会が多かったので覚えてます)

そして石舞台古墳前のこの緑地。

奈良に来てから幾度となく足を運び、子供が小さい頃はよく連れてきてもいた、大好きなこの場所。
緑地のそばにある『風舞台』という屋根付きの舞台では、私達は何度か演奏した事もあります。
最近は子供達も大きくなり、私自身も忙しくなったりで遠ざかっていたけれど、久しぶりにここで奏でて、妙に懐かしい…原点に立ち還る様な感覚を覚えました。

縁ある人達も来てくれて、私以外はほぼ皆初対面という不思議なご縁の日でもありました。

不思議な引き合わせ、巡り合わせが重なった昨日という日。

友人・金田あおいさんへの哀悼…いえ、「愛悼」の意を込めて奏でました。

あおいさんは、母親としても、クリエイターとしても尊敬すべき人でした。
彼女に作って貰った奉納演奏用の衣装は、今も私にとっては特別で、一番大事にしています。

4人の男の子のお母さんで、上のお子さん3人が私の3人息子と皆同い年というのもあり、男児あるある話でよく盛り上がり、楽しく交流させて貰いました。あおいさんを通して、奈良で活躍する素晴らしい作家さんや素敵なお店との貴重な出逢いが幾つもありました。頻繁に逢う程の仲ではなかったですが、何か深いご縁を感じた人の一人である事は間違いありません。

彼女は肉体から離れてしまいましたが、きっとこれから自由に飛び回ったり、愛する家族を見えないかたちで支え励ますのでしょう。とても愛情深い人だったから。

もう二度と逢う事はできないなんて、まだどこか夢を見ている様ですが・・・

でも。「ご冥福を・・」なんて言葉は言いません。

あおいさん。また来世で逢いましょう!そして、またぜひ、楽しく語らい合いましょう♬