新しい時代2021年。信じる事と選ぶ事を携えて。
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
冬至~クリスマス~年の瀬と、時間が経つのがあっという間で、せめて精麻の注連縄作りの記事を上げたかったのですが、それもままならないまま2021年を迎えてしまいました。
さて、昨年は新型コロナウィルスの登場で世界が一変した様な1年でした。物理的に大きな制限がかかる中インターネットによるコミュニケーションが急速に発達して、社会のあり方も大きく変わりました。今まで当たり前と思っていた事が当たり前では無くなった事もありました。
不要な外出を避けたりリモートワークが増えた事で、家の中で過ごす事が増えた結果、家の中を心地よく過ごせる様に環境をととのえた方も多かったのではないでしょうか?
私自身は外出を控えることは無かったのですが、プライベートな出来事とコロナの拡大が重なりました。4~6月は母の病氣が発覚し、手術入院がコロナの自粛期間と重なった為(自粛はしていないのですが、サロンは自然と営業縮小となりました)その間、何年も整理できていなかった子供の写真類を整理してまとめたりしました。
また、昨年末に新しくノートPCを購入したのですが、それがきっかけで家の中を大きく整理することになり、結果、空間が見違える程変わりました。ずっと同じだったカーテンを変えたり、いらなくなったものを取り除いたり。整理というより「再編成」という感じでした。この家に住んで16年が経ちますが、住み始めて以来、最も快適な空間になりました。リビングもとてもすっきりしたので、今は眺めるだけでも心地よく、嬉しくなっています。
おそらく、コロナウィルスが原因でなくても、人の意識はつながっているので皆が同じような流れにあるのだと思います。なのでウィルスを意識しようとしまいと、私だけでなくかなりの人数の方が同じような流れになっているのではないでしょうか?
この新型コロナウィルスの流行というのはとても不思議で、ウィルスの流布そのものよりその裏で起こっている現象が大きな意味、影響力を持っています。このウィルス自体は脆弱なものです。インフルエンザの方がはるかに感染力も致死率も強い。変異しておそろしく強力になれば話は別ですが、今のところ日本では、まだそういった事項は確認されていません。しかし、メディアは大衆を煽るような巧妙なやり方でいかにも恐ろしいイメージを与え続け、それを真に受けている人は数多くいます。情報を集めて冷静に見つめれば本当の事に氣づける筈ですが、何となくイメージだけで物事を捉えて判断する人はとても多いのですね。また、集団意識の影響を受けて怖れを持つ人もいれば、遠い過去(生)のトラウマが刺激されて冷静さを失う場合もあると思います。昔は流行り病で亡くなった、または家族を亡くしたという事は珍しくなかったでしょうから、そういった魂は数多く、意外と影響は大きいかもしれません。
本当に怖いのは、ウィルスそのものではなく感染によって起こる社会的な不都合。医療機関の逼迫もそうですが、この国に住む人々が恐れる主なものは、いわゆる風評被害的な部分が大きいのです。つまり「人からどう見られるか」。私たちは、それが過敏な社会で生きているのだなと今回の事でつくづく感じさせられます。
ウィルスそのものに恐れを抱く人、周りから見られる「目」に恐れる人。
そんな中、本当はどうしたいのか。
この「どうしたいか」と真に向き合う…自分の本当の氣持ちを知る事が、これからより大切になるのではないでしょうか。この期間は、そういった意味で、それぞれ大切なものを問われているのだと感じます。これからますます、そういった場面は増えるでしょう。
怖がりたいのならば、あえてずっと怖れるのも一つの「手」です。怖いのですから、思う存分怖れてみる。恐れと徹底的につき合ってみる。そうすれば、その向こうに何があるか、その人にしかわからないものが見えてくるでしょう。
このコロナウィルスの流行?は目に見えない部分に作用するいわば「カンフル剤」で、世の中の意識を開くために、社会や私たちひとりひとりに打たれたのではないかと思う程です。暫くは社会や世界がどんな過程を経るか吉凶混合に見えるかもしれませんが、私は長い時間をかけて確実に良い方向へ向かうと確信しています。それにはまず、ひとりひとりの意識からですね。意識が開く人が多ければ多いほど、全体は変わる速度が速まります。意識を開くには直感とハート(本心)につながる事ですから、、やはり内面をととのえる、心身をととのえる事が大切です。
私個人は、今年はさらに楽しくなる予感しかありません。楽しく、穏やかに過ごす。心地良い方を「選ぶ」。願う事は、そうなると心から「信じる」。ただそれだけです。
不安や怖れ、無理をする、必要以上に頑張る、というのは、もう今の時代にはそぐわない古いエネルギーですね。(だからといって欲のまま堕落するのとは違いますけど☆)
ぼんやりとした展望はあるけれども、やはり先の事はわからない。だから必要以上に怖れたり心配しないで、以前より加速している時間の中、瞬時に過ぎてしまう「今」という瞬間を大切に生きたいと思います。
「今」の積み重ねが未来を創るのだから。自分に嘘を付くことなく。
長くなりましたが、本年も、宜しくお願いします。