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懐かしの街を訪れる。横浜と東京へ行ってきました。

2023.09.24
その他
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8月は転換の月でした。

8/8の天河神社での奉納は、ある意味、今までのコンプリート。

ひとつの完成を感じた瞬間でした。

その10日ほど後の洞川でのフェスが、次へのゲートだったのだと思います。

フェスではそれを象徴する衝撃の出来事がありました。あの場にいた人達は皆固まったと思います。詳しい事を後日書けたらと思います。

そこに関連する事で、先日横浜へ行き、ついでに東京へも足を伸ばしてきました。

私にとって神奈川と東京は、20代を過ごした懐かしい街です。

(正確に言うと19歳から。大学時代は静岡から横浜まで新幹線通学という特殊な環境で、そこに住んではいなかったものの、家には寝るためだけに帰るに近かった。)

20歳の時発症した摂食障害をきっかけに、本当の自分を探し始めた大切な場所でした。

その事をきっかけに心理学や心理療法に興味をもち、学んでいる延長で、不意にクリスタルボウルと出逢い、学び、そこで瞑想会をさせてもらえるまで育ててもらったのでした。

(摂食障害自体はクリスタルボウルと出逢う直前に克服しました。この病は、私の大きな内面の旅、本当の自分を生きるはじまりでした。)

大学が横浜で、少しだけ住んでいた時もあったり、東京との県境である川崎の多摩方面にも住んでいた時期もありました。

29歳になってすぐに、第一子の出産と同時に関西へ移りました。

結婚してすぐに妊娠して、出産と同時に東京のマンションを引き払い実家で産み、産後、当時の結婚相手のいた大阪の社宅へと住まいを移したのでした。

だから、関東と関西で私の過ごした環境は180度違うと言っても過言ではなかったのです。

そういう訳で、神奈川と東京は、私にとって思い出が詰まった特別な場所でした。

前置きが長くなりましたが、用事が済んだ後、みなとみらいや中華街、山下公園など横浜の中心地や大学のあった金沢八景にでも寄ってみようかなとも思ったのですが、何故かやたらと『神宮の森』という文字が浮かぶので、明治神宮へ向かいました。

途中、大学と同じ位、いや大学以上に足繁く通っていた吹奏楽サークルのあった日吉という横浜市最北端の駅を降りて、少しだけ歩き、懐かしい空氣を堪能しました。

私が知っていた頃と比べると、とても活氣づいていて、洗練された印象に。

サークルのあった大学は、どんなだったかかなり忘れてしまっていたんですが、行ってみると思い出しました。

全般的に、綺麗になって、そして、かなり便利になった様で。

そうよね~、30年だもん。

こんな時代があったのかと、ありありと実感として思い出す感じではなく、どこか遠い夢を思い出した様な、不思議な感覚でした。

学生会館と思わしきコンクリートの建物に辿り着き、多分ここでサークル活動をしていたのではとおぼろげな記憶を引っ張り出していたら、懐かしい楽器の音が微かにして。

ああやっぱりここだと懐かしい思いでいっぱいになりました。

私は他大学の吹奏楽サークルに所属していました。いわゆるマーチングバンドをするブラバンではなく、オーケストラみたいにクラシックの曲も演奏するウインドオーケストラです。

中学から大学まで、10年間吹奏楽をしてきました。そしてここで培った音感が、後にクリスタルボウルを奏でる様になって、他の楽器とのコラボで役に立ちました。

私は旋律に合わせて瞬間的にコードを作って和音を作って合わせていくやり方をしているので、キーボードみたいな役割をしているんですよね。

子供の頃、ピアノなど習い事をしていた訳ではなかったので、楽器演奏に触れていなかったら音についてはまるでわからなかったと思います。

意外なものが、自分の利点として活かせる。そう思うと、無駄な事ってひとつも無いのかもしれないですよね。

懐かしい音に、小さな声で感謝を述べて日吉の街を後に電車へ乗りました。

もう本当にびっくりする位便利が良くなっていて

そこから神宮前駅が電車で何と20分!ゆっくりでも30分!

渋谷で乗り換えなくても良い!(正直憂鬱だった)

東横線の特急ができた事は関西に住んでしばらくして聞きましたが…特急、本当に早い!

なので、当時から比べものにならない程、便利になってる!

何だか浦島太郎の氣分でした。

20年の歳月よ~!(笑)

さて、東京で行きたかったのは、神宮の森と表参道の並木道。

そして、表参道ヒルズが建つ前にあった同潤会アパートを模した『表参道ヒルズ同潤館』

ここと吉祥寺の井の頭公園は、特に大好きな場所だったのです。

通勤帰りに並木道沿いのカフェのテラスで、夜風を感じながらよくのんびり過ごしてたなあ、、

そこから程なくして建っていた同潤会アパートは、緑の蔦が壁を覆っていて。真夏でもどこか涼しかった。

当時、古びたアパートの中には、雑貨屋さんや美容室、ギャラリーなどがまばらに入っていて。1階にあったバリの雑貨屋さんと、3階の雑貨屋さんがお氣に入りでした。

同潤館アパートが大好きだったから、20年前関西へ引っ越す時と同時に取り壊されてヒルズになったのは、寂しくて悲しかったです。私の好きな東京が無くなってしまうと。豪華で綺麗な建物は、どこも同じに見えるので・・

けど、あの時の雰囲氣を残そうと、アパートと同じ仕様の建物を再構築して『同潤館』が作られていたんですね。

でかでかと建ち並ぶヒルズの、1番端っこに小さくですけど。。

もっと大きくても良かったんじゃないかな~

(同潤館の1階にはお洒落なコーヒーとジェラート屋さんが入ってました。エレベーターが無く、カートを引いていたので2回以上に上がるのは断念しました)

でも、小さいながらもあの場所を再現してくれて、やっぱり嬉しい。

あの頃を想い出す事ができるなんて有難い事だと思いました。

(私と同じように撮影している人がいました。ここは文化的にも重要な場所だったんですよね☆)

ちなみに、表参道ヒルズの裏側は、見事な蔦で覆われていました。

正面もそうしちゃえばいいのに。。ガラス張りで綺麗は綺麗だけど。

明治神宮もまた大好きな場所でした。

ここは、私が本当の自分を生き始めるのに、とても助けてくれた場所でした。

といっても、神社ではなく、森ばかり歩いてたんですけどね。

実は、本殿をお詣りした記憶は殆ど無くて。。あんなによく行ってた場所なのに!

おそらく2回くらいしかなかった、、しかも森を歩いたついでの感覚!

一の鳥居を潜って真っ直ぐ本殿まで歩いた記憶が無かったのです。

今回歩いてみて、正面の鳥居を潜ったのですが全く初めてだった感覚が。。

でも帰りの道は微かに、記憶にありました。最後にお詣りして神宮を出たんだろうな(笑)

よく歩いていた森です。

ボウルの入ったカートを持っていたので、移動は少し不便でしたが、懐かしい空氣を堪能する事ができ満足でした。

ただ、20数年ぶりの首都圏は、今の私には少し息苦しさもあり、もっと「隙間」があるのいいのに、と思ってしまいました。

とても便利だしお洒落だし、完璧なんですが、、逆に何でも揃いすぎ、用意され過ぎてるのは私達本来の生体リズムとは離れている感じもありました。なので、たまに遊びに行くくらいは良いだろうけど、長くはいられないかもしれません。あくまで私の場合ですが。

でも、また機会ができたら行きたいとは思っています。行く度に懐かしい氣持ちと、変わった〜!と驚く氣持ちが交差するのでしょうけど(笑)

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