代替療法としてのクリスタルボウルの模索④具体的な効果の例
クリスタルボウルの効果は、主に精神に作用する様に思えますが、肉体面でも素晴らしい効果を発揮します。
以下に挙げるのは、クリスタルボウルが肉体へもたらす効果の一例です。肉体面だけで見ても驚くべき効果があると実証できます。
*
身体の痛みが消える
膝が痛いと仰っていた80歳近くの方に45分間のトリートメントを施したところ、終わった直後にすっと立ち上がられて「もう大丈夫!」と言われた事がありました。
その他にも腰や背中など、身体の痛みが無くなったという声を何人もの方から聞いています。
*
止まっていた生理が再開した
クリスタルボウルは、婦人科系のトラブルにも効果を発揮します。
半年間生理が止まっていた20歳の女性にトリートメントを施しました。施術中、この方は第2チャクラがかなり弱まっていると感じたのでそこを重点的に音を流しました。
施術後、程無くして再開したとの連絡を受けました。
*
末期ガンの方への施術
がんに罹ったお客様にトリートメントを施した事は何度かあります。1度きりの方もいらっしゃいますし、定期的にさせて頂いた事もあります。
私のお客様のご友人に、末期癌の方がいらっしゃいました。腹水が溜まって夜もなかなか眠れず苦しんでいましたが、そのお客様が私のCDを貸して聴いてもらったところ、眠るのが楽になり喜ばれていました。
しかし、症状が進行し、腹水を抜くともう生命が無いと医師から警告されました。お腹に水がパンパンに溜まった状態で、自分で寝返りを打つ事もできない状態になり大変苦しまれていたので、急遽出張でトリートメントをさせて頂く事になりました。
お腹が風船の様に膨らんで、身体の上に置くのは無理だったので、寝ている周りにボウルを置いて奏でました。すると暫くして、その方は仰向けから真っ直ぐ起き上がり、お水を飲み始めたのです。
寝返りも全く打てず、自力で動けなかった筈なのに。
内心驚きながらそのお客様を見ながら奏でていると、その方は「大丈夫。水飲んでるから」と話されました。受ける前は、話す事もままならなかったのに!
そして、お水を飲み終えると、そのまま身体を後ろに倒して再び仰向けで受けられました。まるで普通の、健康体の人がごくごく自然に音浴を受けている様でした。
終わってから、ご家族とその友人(依頼してくれた方)にその事を伝えると、2人とも驚かれていました。私が帰った後、その受けられた患者さんは「共鳴ってどういうものかわかったよ!」と驚きと喜びの混じった様子で話して下さったとの事です。
ただ、身体に関しては、時すでに遅しだったのか、その方は、それから数日後に旅立たれました。
身体の面、延命という点から見れば、この事は大した成果では無かったかもしれません。
しかし、その人がどのように生を終えるかというのは、この世に産まれてくる事とどのように「生きる」事そのものと同義ではないでしょうか?
思う様に身体も動かせず、苦しみのまま逝ってしまうよりも、少しでも平常心を取り戻して、心地良さを感じる事ができたり、人生を過ごした事に想いを馳せる事ができた、それだけの余裕を少しでも持てた事で、豊かな時間を過ごす事ができた。
人が生きるという事は、単に肉体に声明を保つ事だけではなく、心の在り方が大いに問われる事でもある。
今わの際に「共鳴がどういうものかわかったよ」と発していただいた言葉からは、豊かさを感じられた。最後に、少しでもそのような時間を持てた。少しでも楽な氣持ちで旅立つ事ができた。
その様に思いたいです。
✴︎
がんの治療に一定の効果を上げた米国の医師
アメリカでは、20世紀の終わりにがんセンターのセンター長だったミッチェル・ゲイナー博士が、癌の治療に成果を上げ、2000年に日本でも書籍が出版されました。
ゲイナー博士は従来の化学療法と併用して、このクリスタルボウルを用いた音瞑想を取り入れました。
がんの症状と、患者の精神は何らかの関連があると氣付かれたのです。
心の安らぎを取り戻す事が、身体にも影響する。この事に着目して、クリスタルボウルの音と声を使って患者の心を癒す事を並行して治療を行う事で、がんの症状に改善が見られたり、進行を遅らせる事に成功する事ができました。
上の写真にある本は、いったん絶版になりましたが、数年前より別の出版社から少しタイトルを変えて出版させるようになりました。内容はほぼ同じという事なので、興味ある方はお手にとってみて下さい。